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通信衛星型授業の予備校

時代の流れとともに通信衛星を活用する予備校が増えてきています。
かといって、それほど最近のものではなく、最初に通信衛星が取り扱われたのは
1988年4月のことであり、河合塾と言う予備校が始めました。



次いで代々木ゼミナール、東進ハイスクール、駿台なども
通信衛星を取り入れた授業を行なっているようです。


この通信衛星による授業にはどんなメリットがあるのでしょうか。


まず最初にあげられる最大のメリットは、人気講師の授業が、
どこにいても受けられると言う事です。
予備校には、授業がとてもわかりやすく、退屈ではなく面白く
引き込まれるような講義を展開してくれる人気講師がいます。


しかし、人気講師は限られており、全国の予備校で講義できるわけではありません。
人気講師の講義は殆どの場合が、都内などの予備校で行なうことが多く、
地方の予備校生にとっては、なかなか都内の予備校に通うことは困難です。


そういった場合、この通信衛星を利用すれば、地方の予備校でも
人気講師の講義を聴くことが出来るというわけなのです。


地方にいながら、都内と同じ質の同じ講義を聴くことが出来る、
これが通信衛星の最大の魅力でしょう。


また、この通信衛星の講義をDVDなどに落として、
生徒の都合の良い時間に受講させるという予備校もあります。
浪人生とは違い、現役生には学校の行事などがあり、
必ず講義の時間に受講できるという訳ではありません。
そういったケースの場合には、DVDに落とした授業を
自分の都合の良い時間に聞けるというのはとても嬉しいシステムです。


DVDならば解りづらかったことを繰り返し聞くというメリットもあるのです。
では、通信衛星のデメリットとはどういったところでしょうか。


まずは、目の前に講義を行なってくれる講師がいるわけではないので、
どうしても緊張感に欠けるという点です。
これは講義を受ける側の責任なので、
まったくデメリットとならない人もいると思います。


しかし、やる気がちょっとでも欠けると、居眠りをしてしまったり、
他のことに気を取られたりとしがちです。
本人次第のことなのですが、本人のやる気によっては、
この通信衛星の授業はためにならない場合もあるということを覚えておきましょう。


次のデメリットは、生の授業を通信衛星している場合は、
ノートをとり終えなくても、どんどん画面は変わって進んでいってしまうということです。
ついて行けなくなる場合も多いようです。


また、質問をリアルタイムで出来ないという点もデメリットです。
講義の後にFAXなどを利用して、質問を受け付けてくれはしますが、
回答は1週間後になることもあります。
質問はその場で解決できなければなかなか身に付かないでしょう。
1週間もたっていれば、質問内容も忘れてしまうくらいです。
中にはこの問題点を解決するために、質問に答えてくれる人を、
同じ講義の席に在席させている予備校もあります。


通信衛星を扱う予備校もメリットも多いですが、
デメリットも多いことを覚えておきましょう。
通信衛星のいいところと、生の授業のよい所をそれぞれ考慮して、
講義の選択をすると良いでしょう。