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今どきの予備校事情

少子高齢化が進んでいますが、この影響が予備校の経営にまで及んできていることを
ご存知でしょうか。


18歳の人口がピークだったのが1992年のことです。
この18歳と言うのは、高校から大学へ進学する年代と言うことですが、
この時代、進学率は40%であり、入学率は65%であったそうです。



つまり35%の人が進学したくても入学できずに、浪人生活を送っていた或いは、
進学を諦めていたことになります。
この頃の浪人生は29万人いたといわれています。
その為、この時代、予備校はとても潤っていた時代と言うことになります。


しかし、時代は進み2008年、進学率は55%と増えていますが、
入学率は90%となっており、進学を希望した殆どの人が入学できているという時代です。


学生にとってみれば嬉しいことですが、予備校の経営と言う点から考えると、
非常に厳しい時代といえます。


予備校の主な収入源は、現役の学生対象のコースよりも、
浪人生のためのコースだそうです。
ピーク時と比較するとそれは3分の1以下になっているそうです。
そうは言っても、予備校も生き残るために様々な策を講じています。
時代に応じた通信衛星での授業や、オンデマンドを使った授業がそうです。


これらの取り組みを積極的に行なっているのが代々木ゼミナールです。
サテラインと言う名前で通信衛星での授業を全国に配信しています。
河合塾も同様の通信衛星を行なっていますが、河合塾では、この通信衛星授業よりも
対面式の生の授業に力を入れているようです。
生の授業のメリット、その場で質問が出来るといったものを最大限に
活かせるように授業を行なっており、現役生の取り込みに力を入れています。
また、近年では個別指導の塾にも人気が高まっているようです。


それぞれの予備校が、生き残るために特色を出して、授業を行なっているようです。
親が子どもの進路を一緒に考えていく際に、予備校選びも重要になってくるでしょう。
子どもの性格によってもあう予備校、あわない予備校があります。
予備校選びも、親と子どもで一緒に考えると良いでしょう。