就学時健康診断とは?
小学校に入学する前には、必ずといって良いほど、
就学時健康診断が行なわれます。
当たり前のように行なわれているこの就学時健康診断は
一体どういった目的で行なわれているのでしょうか?
もちろん健康診断はそうめったに受けるものではないので、
小学校の入学を機に、一度健康状態を見てみましょうという目的があります。
もしも何らかの疾患が見つかれば、小学校入学前に
治療に取り組みましょうという意味合いがあります。
就学時健康診断の案内書にも、この検診で何らかの要治療な点が分かったら
早めに治療しましょう、といった記載をよく見かけます。
また、噂ですが、就学時健康診断の中の一つの項目の知能テストでは
障害の有無を見極めているという話もあります。
「小学校に入学するのに、不健康であったらダメなのか!」
「知能テストが低かったら小学校に通うのに何か問題があるのか!」と
ちょっと反発心を思い描いてしまう人もいるかもしれませんが、
捕らえ方をちょっと変えてみましょう。
就学時健康診断で何か治療が必要なものが見つかれば
それはそれで良かった事でしょう。
これを機に治療を始めるに越した事はありません。
また、例えば子供が喘息持ちであるならば、事前に学校側に
知っていてもらったほうが親も安心ではないでしょうか?
全く知らずに激しい体育の授業を受けさせられたり、
発作が出た時に先生もあわてずに済みます。
知能テストがもしも低く、これをチェックしている学校ならば、
良い意味で、その生徒に目をかけてくれるのではないでしょうか?
就学時健康診断は、学校側が新しい生徒達を受け入れるための、
準備のための事前情報といったところでしょう。
これから自分の子供を預ける学校側に、子供の健康状態を知ってもらう事はとても大切なことです。
就学時健康診断も子供のためと思い、必ず受けさせましょう。